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高齢フリーエンジニアでも活躍できる!ただし案件獲得は難しくなる?

2024.1.10

ITエンジニアには「35歳定年説」など、年齢を重ねると働くことが厳しくなるなどと言われることがあります。

しかしながら現実には高齢でもフリーランスエンジニアとして活躍する人材も見受けられるため、「ITエンジニア=若くないと無理」という俗説は正しくないと言えるでしょう。

今回は、高齢のフリーランスエンジニアは本当に厳しいのか、Remotersの知見を踏まえて解説していきます。

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フリーランスエンジニアの定年は?

フリーランスエンジニアに法的な定年はありませんが、一般的な定年と同じ60歳から70歳が目安とされています。
会社員の定年退職後にフリーランスに転じるケースも見受けられます。

年齢による定年以外にも、フリーランスエンジニアを辞めるケースがいくつかあります。
過去にRemotersであった例では、年齢的な要因で案件獲得のコストやリスクが上がってくると考えたフリーランスエンジニアが正社員に戻るケースはあります。年齢は30~40代が多いです。

他にも、フリーランスの案件先でかなりマッチしてそのまま正社員になるケースも見られます。

年齢による定年とは少しズレますが、「フリーランスエンジニアをいつまで続けるのか?」は誰しもが考えるものなのかと思います。

高齢のフリーエンジニアがきついと言われる理由

一般論として高齢のフリーランスエンジニアは厳しいと言われていますが、その理由について3点解説します。

①年齢によって案件の間口が狭くなる

フリーランスエンジニアは即戦力となる技術力が特に求められます。
しかし、IT技術の進化スピードが速く、最新スキルの修得が難しくなるため、高齢の場合はスキル的なミスマッチが起きる可能性があります。

また、若手中心の案件では、チームバランスを考慮し同年代採用を優先する企業側の傾向があるため、年齢が壁となるケースが少なくありません。

単純に年齢が高いからと言って案件獲得が難しくなるわけではありませんが、年齢に見合う実力が求められることがあるのは事実です。

②体力的に厳しいと言われる

また契約に下限時間が設けられるため、月に140時間など働く時間が決まります。下回る場合は残業をしなくてはならないこともあり、トータルの労働時間が長くなりがちです。

加齢に伴う体調管理に注意が必要です。仕事と健康の両立が困難な場合、収入減に直結するリスクが生じます。

③保険や年金の不安が残る

フリーランスは保険料を全額自己負担するため、高齢になるほど経済的負担が大きくなります。
保険未加入はリスクが高いため、負担感は避けられません。

年金も自営業者は報酬比例部分が少ないため、老後の年金額は会社員より低くなりがちです。生活設計の不安材料となります。

そして、そもそもフリーランスは収入が不安定になりがちです。そうなると、保険料や年金の定期支払いが困難になる可能性もあります。

このように、フリーランス高齢者は、保険や年金の面で社会保障制度の狭間で生活することになり、不安は拭えません。

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フリーランスエンジニアの年齢層は?

上記のように高齢のフリーランスエンジニアが厳しいと言われる一般論について解説しましたが、フリーランス全体の実態としては高齢の方でも活躍しています。

(*出典)内閣官房日本経済再生総合事務局|フリーランス実態調査結果

ただし、これはフリーランス全体の統計であり、この中にエンジニア職がどの程度含まれるかは不明です。このデータだけを見て「高齢のエンジニアでも大丈夫」と考えるのは早計かもしれません。

実際にRemotersの運営上でも、フリーランスエンジニアの募集条件の中に、30代歓迎などを目にすることもあります。
高齢でもそれを補うスキルがあれば、活躍することが可能といえますが、案件の間口が狭くなる可能性はあります。

それを踏まえて高齢のフリーランスエンジニアの強みを活かしながら案件獲得に動いていくのがいいでしょう。

高齢のフリーランスエンジニアの強み

①即戦力になる技術

高齢のフリーランスエンジニアは、現場経験も長くなるため、即戦力となる技術力がある場合が多いです。
それに加えて、最新の言語やフレームワークを学ぶ姿勢が大切です。IT技術の変化に対応できることを証明できれば、案件獲得は難しくないでしょう。

Remotersの実績としても、比較的新しい技術(モバイルアプリやReact)や、希少性の高い技術(SAPやSalesforce)だと人手不足のため、高齢でも案件が見つかりやすいです。

②実績と付加価値

高齢のフリーランスエンジニアで現場経験が長い場合、過去に参画したプロジェクトの成功経験が実績となります。特に大規模商用案件の経験は貴重ですので、面談時の大きなアピール材料となります。

また付加価値として、非機能要件への対応力も挙げられます。
性能・セキュリティなどシステム全体を俯瞰できる視点は、経験の深い高齢エンジニアの強みです。

自分の経験をうまくスキルシートに反映して応募に臨みましょう。

③経験値の高さ

プログラミングスキルだけでなく、豊富な経験から得たノウハウの活用力です。同じ課題に遭遇した際の切り抜け方を提案できる知識が求められます。

また経験から来るリスクマネジメント能力も身についている場合があり、それをしっかりとアピールできれば案件獲得の可能性が高まるでしょう。

高齢フリーエンジニアの案件単価は高い?

フリーランスエンジニアの案件単価については、大きくは求められる技術力や開発規模によって変わります。
そのため何歳だからという理由だけで単価が上がることはありませんが、経験とスキルをアピールすることでより高い単価での案件獲得可能性はあるでしょう。

高齢のフリーエンジニアの案件獲得ポイント

①説得力あるスキルシートの準備

フリーランスエンジニアの面談時には、スキルとキャリアをわかりやすく可視化することが重要です。
プロジェクトとそこでの役割を箇条書きするなどして、実績をアピールします。

高齢のフリーランスエンジニアの場合、キャリアが長くなるため、最新年度順にすると伝わりやすくなります。

有益な資格を取得していれば合わせて明記しておきましょう。特にプロジェクトマネージャー、情報セキュリティ関連の資格はどんな案件でも評価されやすくなります。

②柔軟なコミュニケーション能力

フリーランスエンジニアを求める企業に共通していることは「既存のチームメンバーとうまくやれるか」といった点を気にしていることです。
そのため、同年代の方がコミュニケーションを取りやすいだろうと考える傾向にあり、結果として高齢のフリーランスエンジニアは条件から外れてしまうケースが多々あります。

それを逆手にとり、年下相手でも問題なくマネジメントを受けたり、コミュニケーションが取れることをアピールできれば年齢関係なく採用される可能性が高まります。

過去に若いチームに入ってプロジェクトをこなした実績があれば、さらに案件獲得はしやすくなるでしょう。

③マネジメント能力を身に付ける

高齢のフリーランスエンジニアのアピールポイントとして、マネジメント能力が挙げられます。

現場でリーダーシップを発揮した経験やプロジェクトスコープ管理などを行った経験や、遂行できる力があれば現場からは重宝されます。
プログラミングスキルだけでなく、要件定義から変更管理など上流工程も理解している経験値などは高齢のフリーランスエンジニアだからこそ身についている可能性があります。

このように、高齢フリーランスには、単なる技術力に加え、マネジメントの知識と経験を身に付ければ有利になります。意識的に能力開発に取り組むことが大切です。

マネジメントスキルに自信があれば、PM関連の案件獲得に挑戦してみるのもいいでしょう。

PMはむしろ年齢を重ねた方が活躍しやすい傾向にあります。
PMと年齢について解説した記事もよければご覧ください。

PMに20代が少ない理由。目安の年齢やキャリアを解説

まとめ

高齢のフリーランスエンジニアでも適切なスキルがあり、面談でそれをアピールできれば案件獲得は可能です。

一方で健康面や社会保障面でのリスク管理は自分でしっかりと調整する必要があります。
エンジニアというと若い人が活躍するというようなステレオタイプがありますが、実は年齢問わず活躍できる職種です。

実力派のフリーランスエンジニアの方はぜひRemotersへご相談ください。
Remotersはフルリモート案件に特化して案件紹介しておりますので、自宅で健康管理しつつ働きたいという方にも最適です。

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