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現役WEBマーケターが厳選|おすすめのWEBマーケティングスクールを紹介

2023.6.27

  • #コラム

2022年(1~12月)における日本の総広告費は、7兆1021億円で伸長。その中でもインターネット広告費は43.5%でした。
15年前のインターネット広告費は8.6%だったことを考えると、広告費の内訳が大きく変化していることがわかります。

出典:電通報|過去最高を15年ぶりに更新する7兆円超え。インターネット広告は3兆円を突破

WEBマーケターの中には、インターネット広告を運用するプロフェッショナルも存在します。
インターネット広告費は今後しばらくは出稿量は落ちないと思われますので、WEB広告運用ができるWEBマーケターの需要も一定はあるといえるでしょう。

また、インターネット広告費には含まれていませんが、検索エンジンからの流入を増やすためにコンテンツ品質の改善などを職務とする「SEO」のプロフェッショナルも存在するなど、WEBマーケターの仕事はなど多岐にわたります。

今回はそんなWEBマーケティング職の概要について解説しつつ、WEBマーケターに転身したいという方のためにWEBマーケティングスクールについて紹介していきます。

WEBマーケティングとは?

WEBマーケティングはインターネット上のアセットや技術を活用したマーケティングです。
WEBマーケティングの領域は、「マーケティング」の中のほんの一部分です。さらにいえば「デジタルマーケティング」の一部になります。

一部とはいってもインターネット広告代理店業のみをメインとする上場企業もありますので、先ほどの広告費割合と合わせて見ても、WEBマーケティングの市場は大きいといえるでしょう。

WEBマーケティングの内容を細分化すると、SEO・WEB広告・コンテンツマーケティング・SNSマーケティングなど様々な領域があります。

WEBマーケティングの領域について

①WEB広告

「インターネット広告」と呼ばれることもあります。TVCMや交通広告とは違い、WEB広告は出稿のタイミングやユーザーを指定して配信することが可能です。

配信結果については媒体ごとの管理画面にて、リアルタイムで確認できるため細かな調整が求められます。WEB広告の媒体にはGoogleやYahoo、LINE、META(Instagram&Facebook)など様々あり、それぞれで配信枠やアルゴリズムが異なる為、WEB広告運用のプロフェッショナルな知識が求められます。

そのため、WEB広告の運用代理業としての企業が成長してきました。

◆②SEO(検索エンジン最適化)

主に検索エンジン「Google」からの流入を増やすために、コンテンツの品質やWEBサイトの改善などの施策を行っていくことを指します。

こちらもGoogleのアルゴリズムの理解・推察や、ユーザー目線の情報設計やデザインなどの知見が問われるため、専門的な知識が問われます。SEOを専業とする企業も多くあり、SEO専門のWEBマーケターも多く活躍されています。

◆③コンテンツマーケティング

WEB上にあるページや動画、コラム記事などは総じて「コンテンツ」と呼ばれ、自社の目標を達成するために最適なコンテンツを発信していくことをコンテンツマーケティングと呼びます。

現代ではサービスを利用・購入する前にはユーザーはWEB上の情報を取りにいきますので、良質でわかりやすいコンテンツを発信することの重要性は高まっています。
WEBサイトの設計を行うディレクターや、コンテンツの制作を行うデザイナーやライターの活動もコンテンツマーケティングと言えるでしょう。

◆④SNSマーケティング

ユーザーが情報収集を行うのは検索エンジンだけではありません。特に若年層を中心に、YoutubeやTwitter、Instagram、TikTokといったSNSで情報を探すという人も増えてきています。

企業活動としてもSNSを活用するケースは増えており、認知から顧客獲得のすべてのフェーズにおいてSNSマーケティングが有効に働く成功事例も比例して増加傾向にあります。


WEBマーケターとして求められる素質

このように、WEBマーケティングといっても幅広い領域が存在し、WEBマーケターのスキルセットも人によって様々です。

そんな中、WEBマーケターとして活躍している人を見ていると、思考力や人間性など、高いソフトスキルが備わっているように見えます。

WEBマーケターの業務だけみれば、基本的にPC画面の前で完結することも多いです。そこから高い成果を出している方は、総じて顧客と製品を深く理解しています。

需要が高まっているWEBマーケターですが、営業やカスタマーサクセスといったキャリアのスタートでも、活かせる部分は非常に多いでしょう。

上記を理解した上で、WEBマーケティングに活かせる素養を身に付けて理解していればいいですが、未経験からWEBマーケティング専門の企業や部署に入るとなるとハードルはどうしても高めです。

そこで、未経験からでも専門知識を身に付けることができる「WEBマーケティングスクール」の活用がおすすめできます。

WEBマーケティングスクール出身でも活躍できる?

結論から言えば、WEBマーケティングスクール出身でも活躍できます。事業を進める中でフリーランスのWEBマーケターと話す機会もありますが、スクール出身で優秀な方はいらっしゃいます。

各スクールのページに「卒業生の声」が掲載されていることも多いため、気になる方は参考にしてみるといいでしょう。

ちなみに、WEBマーケターとしての評価で重要なのは出身のバックボーンではなく、現在のスキルセットや顧客理解などの思考力です。大手代理店出身だからといって優秀とは限らないため、スクールからでもしっかりとスキルと思考力を身に付ければ問題なく活躍できるでしょう。

WEBマーケターになるメリット

WEBマーケターはこれからのマーケティングに欠かせない、WEBの領域で力を発揮できるため需要も高くなっています。WEBマーケターになるメリットを2点解説します。

WEBマーケティングの需要は高まっている

先述の通り、日本全体でインターネット広告費が伸びていることからわかる通り、企業活動の中でもWEBに投資する予算は増加傾向です。

そのため、WEBにおけるプロフェッショナルであるWEBマーケターの需要も高まっていると考えてよいでしょう。企業でWEB広告を外注している場合でも、ディレクターとして担当者にWEBマーケティングの知見がある方が推進しやすいため、スキルが身についていればどこでも価値を発揮できるはずです。

WEBマーケティング職は働き方が自由な傾向

WEBマーケティング職の魅力の1つには、働きやすさもあります。PCがあれば完結する業務も多いため、リモートワーク可能な募集も多く見られます。

服装も自由なことが多く、快適に過ごせるファッションで働くことができるでしょう。
その分、テキストコミュニケーション力やマネジメント力などの社会人として必須のスキルも高いレベルが求められることがあります。

WEBマーケティングスクールの選び方

ここから、WEBマーケティングスクールの選び方について、重要なポイントを解説します。

※料金や返金保証などの基本的な事項については割愛しています。

継続して受講できるカリキュラムか

スキルを身に付けるにあたり、そもそも継続できなければ意味がありません。WEBマーケティングスクールで学ぶ方は、多くが社会人として働きながらになるのではないでしょうか。仕事と学習が両立できるカリキュラムかどうかをまずはチェックしましょう。

疑問点が解消しやすい環境か

WEBマーケティングを学ぶにあたり、専門用語や思考プロセスなど質問したくなることが少なからず出てくるはずです。

その際に、疑問が解消しやすい環境かどうかは重要なポイントです。
例えば、専属講師の有無や質問対応サービスなどを確認していきましょう。

学べるスキル

最も重要なポイントです。WEBマーケティングといっても様々な領域が存在することは前述のとおりです。WEBマーケティングスクールによっては、広く浅く知識を付ける内容のところも多く、採用側からすると、その知識を身に付けても魅力的ではありません。

WEBマーケティング職の求人を見ても、「WEB広告運用」「SEO担当者」など、スキルセットを指定しているものが多いです。WEBマーケティング職のジェネラリストを目指す場合でも、まずは1つの領域から深く学んでいくことが結果として近道になると考えます。

そのため、自身のキャリアビジョンに沿うスキルが身に付くWEBマーケティングスクールを選んでいきましょう。

【厳選】おすすめのWEBマーケティングスクール

ここからは現役のWEBマーケターである私がおすすめするマーケティングスクールを紹介していきます。

選定の要素はいくつかありますが、重要視したのが身に付くスキル領域が明確というポイントです。実際にフリーランスマーケターに業務を発注する際、器用貧乏な人材よりも、「この領域に特化した知識があります」と言えた方が人材に対して依頼することがほとんどです。

またWEBマーケターに転職したい場合でも同様です。中途採用市場において、ジェネラリストよりもプロフェッショナルの方が市場価値が高い傾向にあるため、WEBマーケティングスクールを選ぶ基準として重視させていただきました。

①SEOと案件獲得に特化したWebマーケティングスクール|WEBMARKS

画像引用:https://webmarks.co.jp/

WEBMARKSはSEOに特化した知識が身に付けられるWEBマーケティングスクールです。

WEBマーケティングスクールを選ぶ上で最も重要と考えるスキル特化型の内容となっていますので、卒業後にWEBマーケターとして活躍もしやすいと考えます。

SEO特化型Webマーケター養成スクール「WEBMARKS」公式サイト

WEBMARKSについて、より詳しく知りたい方は以下記事をご覧ください。

WEBMARKSの評価は?現役WEBマーケターが解説


②短期間で現場レベルの基礎知識&スキルが習得できる|Break Marketing Program(BMP)

画像引用:https://break-marketing-program.jp/

BMPは、未経験から短期間・最短ルートでWEBマーケティングを習得し、長期的な成長に繋げることができるプログラムが特徴です。

受講者数も年々伸びており、日本マーケティングリサーチ機構の調査でも3部門でNo.1の実績も獲得しているオンラインスクールです。

採用担当者・経営者が選ぶWEBマーケティング講座No.1|BMP公式サイト

BMPについて、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Break Marketing Programの評価は?現役WEBマーケターが解説


③スモールステップで実務経験が積める|WANNABE Academy

画像引用:https://shareway.jp/wannabe_web/

WANNABE Academyは、実務経験が積める点が魅力的なWEBマーケティングスクールです。

大枠の知識しか学べないスクールではなく、全体像を掴んでから各論を学び、実務経験でスキルの定着ができるという、学習のステップとしても素晴らしい内容になっています。

WANNABE Academyで積んだ実務経験をベースにすることで、卒業後の転職活動やフリーランス転身をよりスムーズにしていくことができると考えます。

まとめ

WEBマーケターは、今後も需要が高まることが予測される将来性があるといえる職業です。

以下に当てはまる方は、向いていると考えます。

  • 思考をフル活用して事業にインパクトを与えたい方
  • 数字に直結する仕事をしたい方
  • 論理的思考ができ、それを苦にしない方

WEBマーケターは比較的自由な働き方が実現しやすい職種ですが、それを目的する方には合わないでしょう。WEBマーケターは常に思考し、ユーザーや事業について考えることが好きな人が活躍できます。

全くの未経験の場合、転職のハードルはやや高めです。しかしながら、人材の流動性もやや高めで求人も多いため、WEBマーケティングスクールを活用することで転職実現に大きく近づけるでしょう。