「厚生労働省|副業・兼業の現状①」によれば、副業を希望する人は増加傾向です。
本業の所得が年収299万以下では、全体の3分の2が副業をしているとのデータもあり、複数の仕事を掛け持ちすることで賃貸を維持・向上させようという動きが活発になっているようです。
また、副業の内容については、デジタル系のクリエイターが多くなっておりWEBデザインを学んで副業を始める人も少なくないようです。
WEBデザイン系の案件は、クラウドソーシングサービスでも多く掲載されており、スキルを身に付けた後すぎに仕事に繋がりやすいことから、人気も高いのかもしれません。
出典1:厚生労働省|副業・兼業の現状①
出典2:クリエイターワークス研究所
WEBデザインスクールとは?
WEBデザインスクールとは、WEBデザインスキルを身に付けるためのスクールです。専任講師からスキルや考え方を教えてもらうことができるため、未経験からWEBデザイナーを目指していたり、WEBデザイン業務を副業で行いたい人におすすめです。
WEBデザインスクールで学んで副業できる?
WEBデザインの副業案件はバナー1枚の制作から、規模の大きいポータルサイトまで様々な案件があります。バナー1枚の制作案件は単価こそ安いものの、制作難易度としてはそこまで高くないため、WEBデザインスクールでスキルを身に付けることができれば、副業案件の獲得確率は高まるでしょう。
WEBデザインの副業はなぜ人気?
WEBデザインの仕事はリモートワークがしやすく、副業として働きやすい内容です。
また制作物単位で案件が掲載されていることが多いため、仕事量もコントロールしやすく、本業との両立も容易であるといえるでしょう。
一方で、単発の仕事になりやすいため、クオリティの高い制作物を納品するなどして、リピート依頼を獲得することが高収入を安定させるためのポイントになります。
WEBデザインを学ぶメリット
WEBデザインを学ぶメリットは、WEB制作に必要なスキルが身に付くというだけではありません。
WEBデザインを学ぶ過程で、その制作物は「誰に何を」伝えるのかを深掘りしていく作業が入ります。そのため、マーケティングスキルの一部も身に付くといえるでしょう。
「誰に何を」が理解できている方の制作物は、その制作物を通しての成果(コンバージョン)も高くなる可能性があるため、デザイン業務の評価も高まりやすくなります。
WEBデザイナーに必要な能力
デザインスキル
デザインスキルと一口に言っても、様々な内容が存在します。
例えば、以下のようなスキルです。
デザインの理論(黄金比率や色相環)
構図、配色、フォントなどのバランス感覚
カーニングなど細部に妥協しないチカラ
デザインは絵が上手ければいいというわけではなく、具体と抽象の両軸のスキルセットが重要になります。
理論を身に付けつつ、ターゲットの目を引くようなデザインセンスが求められるでしょう。
コミュニケーションスキル
デザイン業務に必要なスキルは、デザインスキルだけではありません。クライアントの要望をデザインにアウトプットしていく形になりますので、ヒアリングなどでコミュニケーションを取る必要があります。
このヒアリングで、クライアントがイメージしているデザインの解像度を高めることが、最終的な制作物の品質を決定するといっても過言ではありません。
WEBデザイナーにコミュニケーションスキルは必須といえるでしょう。
言語化スキル
WEBデザイナーは、クライアントワークがメインになります。クライアントの要望に沿って仕事を進めていくことがありますが、その過程でコミュニケーションの難しさを感じるかもしれません。
デザイン理論や専門用語を完全に理解しているわけではないクライアントの場合、「なんとなくパッとしない」など抽象的なフィードバックが来る可能性があります。
その際に、クライアントの意図を汲み「こういうことでしょうか?」と簡単な図解と共に伝えることでスムーズなコミュニケーションが可能となります。
またその際にお互いに棘の無いやりとりになるよう、言葉選びも重要になります。
デザイナーとして活躍していくためにはコミュニケーション・言語化スキルは必須と言えるでしょう。
WEBデザイン案件でどのくらい稼げる?
WEBデザイン案件は内容によって報酬単価感が異なります。
あくまでも目安になりますが、仕事内容と報酬の参考に解説します。
【500円~1万円】バナー制作
広告やWEBサイト掲載用のバナー制作の案件です。1枚数百円などの単価から存在しており、これだけで安定的な収入を得ることは難しいかもしれません。
しかしながら、ハードルが低く、副業案件のはじめの一歩としては最適です。
コンペ形式になっていることも多く、報酬に繋がらない可能性もありますが、打席を増やして自身のデザインをブラッシュアップしていきましょう。
【20~50万円】ランディングページ制作
ランディングページとは、主にWEB広告のリンク先として使用する縦長のサービス紹介ページのことです。
求められるデザインのクオリティも高めになる他、縦長になる分、コンテンツの量が多くなります。
また、ランディングページの多くはスマホからのアクセスを想定しているため、スマホ最適化されたデザインが必要となるでしょう。
内容すべての制作を任される場合、キャッチコピーやセールスライティングの知識も必要です。また、制作したデザインのコーディング、サーバーアップの作業責任についても事前に確認が漏れないように注意しましょう。
自分ができない範囲での業務を安易に受けてしまうと、信頼が落ちてしまう以外に、二次受けに依頼する可能性が出てきてしまうなど損失の可能性もあります。
注意点も多いですがランディングページの制作実績は次の仕事に繋がりやすい強力な実績になります。
自信がついてきたタイミングで挑戦してもいいかもしれません。
【50~100万円】WEBサイト制作
企業やサービス、オウンドメディアなど複数ページで構成されたWEBサイトを制作する案件です。デザインスキル以外にも、Wordpress構築、サイト全体設計、ページごとの情報設計、お問い合わせフォームの構築など幅広い知識とスキルが求められます。
SEO(検索エンジン最適化)の知識があるとなお案件に繋がりやすいといえますが、専門領域を増やすことは一朝一夕にはいかず難易度が高いです。
個人で受ける案件としては大型になってきます。
場合によってはWEBディレクターが入ることもありますので、クライアント企業と担当領域を調整しながら制作を進めていくといいでしょう。
【100万円~】ポータルサイト制作
複数ページで構成されるWEBサイトで、さらに検索機能やQ&A、データベースなど技術的な理解とスキルが必要になる案件です。
デザインに関わる個人案件の中では最も大きい内容といえます。プロジェクト型の案件として募集がされることもあり、複数名で構成されたチームで進めていく中で、デザイン領域だけを担当するという関わり方もあるでしょう。
デザインスクールの選び方
さて、ここまでの内容で「デザインスキルを実際に身に付けたい」と思っても独学では様々なハードルが存在します。
ツールの使い方や問題の解決を独力で行う必要があり、さらに継続のモチベーションも維持していく必要があります。
もちろん、独力でデザインを身に付ける方もいるとは思いますが、本気でデザインスキルを身に付けたい方はWEBデザインスクールの利用がオススメです。
WEBデザインスクールでは、しっかりとプロ講師から内容を教えてもらいながら、案件獲得まで伴走してくれるスクールもあります。
今では沢山存在するWEBデザインスクールは選び方が重要。選び方のポイントを解説していきます。
仕事と両立できる内容か
社会人になってからWEBデザインを学んでいく場合、仕事をしながらの学習になります。
カリキュラムの内容や課題の量が、生活していく中で負担になりすぎないかなどは要チェックです。
知識を身に付けたあとの副業も当然仕事との両立が必要になりますので、学習の過程で本業と副業を両立することの感覚を掴めるでしょう。
カリキュラムの充実
デザインスキルを身に付けるためには以下のような内容を学ぶ必要があります。
- デザインの基礎知識
- ツールの基礎知識
- HTML・CSSの基礎知識
- 制作物ごとの知識
基礎はとても重要ですので、カリキュラムに漏れがないか基礎から網羅的に学べるかをチェックしましょう。
サポート体制
WEBデザインスキルを身に付けていく上で、サポート体制が重要です。
WEBデザインは、自分の制作物に対するフィードバックを貰うことが上達・改善のポイントです。定期的に制作物に対するフィードバックや、質疑応答などの機会があるかどうかをチェックしましょう。
【厳選】おすすめのWEBデザインスクール
ここからは、リモキャリ編集部がリサーチし厳選したWEBデザインスクールについて紹介していきます。
①目標達成までサポート。卒業がないWebデザインスクール|クリエイターズファクトリー
クリエイターズファクトリーは、転職や副業などを目的とした人に多く受講されているWEBデザインスクールです。
明瞭でコスパの高い料金プランの他、半永久的なサポート体制など魅力的なポイントが多数見受けられます。
クリエイターズファクトリーのおすすめ3ポイント
①半永久的なサポート
卒業の期限がないため、一度入会すればずっと学び続けることができます。
そのため、スキルがしっかり身に付くか不安な方や、短期集中で学習することが難しい方は特にオススメできます。
②コスパの高い料金プラン
受講回数などによって追加の料金は不要です。初期費用のみで全サービスが利用できるため、料金の不安がある方は安心できるポイントです。
カリキュラムも基礎を網羅的に学べる内容です。手の届きやすい料金プランですが、内容のクオリティは高く、しっかりとスキルを身に付けられるでしょう。
③自分の環境に合わせて学習できるスタイル
オンラインでのLIVE授業や、見放題の動画教材で自分の環境に合わせて学習していくことが可能です。
オンラインで学べる以外に、大阪の教室で学ぶことも可能です。大阪エリアで対面で学びたい方は通学を選んでもいいでしょう。
②定額学び放題!未経験でも働きながら副業収入を狙える「本気のパソコン塾」
画像出典:https://agent-network.com/honki-pc/
本気のパソコン塾は、WEB制作スキルを未経験から身に付けていける定額学び放題のオンラインスクールです。
WEBサイトを見るとわかる通り、現場レベルのデザインスキルが身に付けることができます。
WEBサイト・ランディングページ・バナーは副業としての案件も多く、副業収入を目指す方には最適なスクールといえるでしょう。
本気のパソコン塾のおすすめ3ポイント
①リーズナブルな価格プラン
30~50万円程の費用が掛かることも珍しくないWEBデザインスクールとしてはリーズナブルな価格体系です。
月額16,500円×12回払い(一括払いも可)で入会金は0円。
「デザインスキルを身に付けたいけど、そんなにお金はかけられない」という方におすすめできます。
また7日間の無料体験も用意されているため、自分に合わないと思ったら簡単に止められるのもポイントです。
WEBデザインスクールを比較検討している方は、まずは無料体験を受けてみてもいいかもしれません。
②600本以上の学習動画で自分のペースで学んでいける
本気のパソコン塾は、学習動画をベースとしたカリキュラムのため、自分のペースで進めやすいといえます。
1本あたり10分程度でまとまっているため、単元別に学習しやすく、苦手な部分は繰り返し学習することも可能です。
月額定額で動画も見放題。本気で学習したい方におすすめできるWEBデザインスクールです。
③学習アシスタントのサポート体制
独学でデザインスキルを身に付けようと思った場合、挫折してしまいやすくなります。
例えば、デザインスキルの本質的な部分が学びたいのに、1人だとツールのセットアップや使い方などに貴重な時間を使ってしまい熱量を失ってしまう人もいるかもしれません。
本気のパソコン塾は学習アシスタントが学習スケジュール作成・進捗管理・月に2回のオンライン面談といったサポートしてくれるため、他のスクールよりも継続しやすい体制が整っているといえるでしょう。
③WEBデザインの知識が学び放題で5,500円|Campus(キャンパス)
画像出典:https://campus-corp.co.jp/service/school/
Campusは、日本ビジネスリサーチの調査でWEBスクール3部門で高評価を獲得した実績のあるWEBデザインスクールです。
Campusの特徴として、WEBデザインスクールの中では非常にコスパの良い価格や、卒業のないシステムなど、他のデザインスクールにない魅力も多いです。
学べるスキル・知識も幅広いため、中長期で幅広く知識を身に付けていきたいという方におすすめできるでしょう。
Campus(キャンパス)のおすすめ3ポイント
①幅広く身に付けられるスキル
Campusでは、Photoshopやillustratorといったデザインに必須のスキルから、JavaScriptやPHPといったより発展的なデザインに必要なプログラミングスキルまで身に付けることが可能です。
オンライン&リアル講座が用意されているため、自主学習だけでなく専門講師から直接学んでいきたいと考えている方も満足できる内容といえるでしょう。
②卒業無しでずっと学び放題
受講期間が決まっていることが多いWEBデザインスクールですが、Campusでは在籍の期限なく学び続けることが可能です。デザイナーとして活動を始めた後も、わからない部分があればもどることができるため、フリーランスとして活躍したいと考えている方にはおすすめのポイントです。
いつでも退会は可能ですので、十分な知識が付いたと思ったタイミングで修了するのもいいでしょう。
③WEBマーケティング知識でPDCAが回せるデザイナーに
Campusでは、デザインスキルだけでなくWEBマーケティングの知識も身に付けることができます。
Goolgleアナリティクスの分析ツールやディレクションの知識は、キャリアの幅を広げるためにも重要なスキルです。
ビジネスマインドやフリーランスの実務を学べることもポイントです。フリーランスとして活躍するためには「継続」が重要ということはあまり意識されていないかもしれません。
フリーランスという立場上、仕事が単発で終わることも多く、長期的に活動していくためにはリピーターの獲得などが重要です。ビジネスマインドやコミュニケーションといった部分にも触れられるスクールは珍しいといえるでしょう。
まとめ
WEBデザインは、副業案件も多く、リモートワークもしやすいことから人気が高まっているスキルです。
未経験からのスタートは学習に不安があるかもしれませんが、WEBデザインスクールの利用などでカバー可能です。
AIなどの登場で今後の需要などで不安視されることもありますが、WEBデザインスクールで学ぶデザイン思考やコミュニケーションスキルはビジネスで活きる力になるでしょう。
元フリーランスエンジニアがリモートワークやキャリアに関する情報をお届け。
株式会社TERAZ 代表としてフルリモート案件専門のエージェントサービス「Remoters」やリモートワークメディア「Remocari」を運営しています。
上流SE/PHP/Ruby on Rails/React/Typescript/などの開発経験を経てRemotersに。