リモートワーク

テレワークで集中を保ちパフォーマンスを高める7つのポイント

2022.8.27

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近年、働き方改革の促進や新型コロナウィルスの流行を受けて、テレワークを導入する企業が増えてきました。テレワークは感染症対策の観点からも、従業員が快適に働ける魅力的な制度です。

一方で、テレワークで何らかのデメリットを感じるという声が96%という事実も無視できません。

出典:厚生労働省「テレワークの労務管理等に関する実態調査(速報版)」(P50)

そこで本記事では、テレワークでパフォーマンスが落ちる理由や、テレワークでパフォーマンスを発揮する方法を紹介していきます。

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テレワークでパフォーマンスが落ちる6つの理由

はじめに、テレワークでパフォーマンスが落ちる理由をご紹介します。

①プライベートとの境目があいまい

テレワークは基本的に自宅で働くことになります。その場合、プライベートとの境目があいまいになり、つい業務以外の行動を取ってしまうこともあるでしょう。

たとえば、「頻繁にスマートフォンを見てしまう」「間食が増える」は要注意のサインです。集中力が低下している証拠であり、間食が増えることで肥満に繋がるというケースもテレワークで増えています。

もちろん、休憩は集中力を保つ秘訣ですので適度に取るようにしましょう。

②ピアプレッシャーが効かない

ピアプレッシャーとは、チームや仲間で相互に状況を把握するなどで適度な緊張感が発生することをいいます。

テレワークの場合、雑談などのコミュニケーションが発生しづらく、会社やチーム内の関係性が希薄になるリスクがあります。社員間のコミュニケーションを活性化し、お互いの進捗や成果を見える化することで、ポジティブなプレッシャーが発生し生産性を高めることができます。

③出勤がなくなりメリハリがなくなる

テレワークではオフィスへ出勤する必要がないため、時間の効率化が図れる点は大きなメリットです。反面、自宅で仕事をすることになり、仕事のオンオフがつきにい点はデメリットといえます。

メリハリがなくなることで、集中力が保てずにパフォーマンスが低下してしまうケースもみられます。

④家族・同居人がいる

テレワークでは、周囲に家族や同居人がいる状況で働く可能性もあります。その場合、仕事の途中で声掛けなどが行われることで集中力が切れる可能性があります。

お子さんがいる場合、元気でも保育園に預けられない程度の熱があるといったケースでは、育児をしながら働くという困難な状況になる場合も。こういったケースでは企業側の配慮と理解が必要です。

責任感が強い社員ほど、このようなケースで声が上げられず疲弊してしまいます。

⑤通信環境やデスク回りの要因

テレワークで業務を行う環境面もパフォーマンスに影響します。特にネットワーク通信環境が良くない場合、ダイレクトに影響を及ぼします。

また、自宅デスクや椅子などがオフィス利用を想定しない安価なものの場合、肉体的にも負担が高まり、パフォーマンス低下を招きます。

⑥もともと集中力が低い

性格や長所が人によって異なるように、集中力も人によって差があります。そもそもの集中力に自信がない方にとっては、プライベート空間で働くテレワークにおいて高い集中力を発揮することは難しいといえるでしょう。

また、集中力に自信がある方でも、長時間集中力を保つことは困難です。したがって、テレワークで安定したパフォーマンスを発揮するためには、集中力を切らさない工夫が必要になります。

テレワークでパフォーマンスを発揮する方法7選

テレワークでパフォーマンスが落ちる理由について前述しましたが、それではテレワークでパフォーマンスを発揮するにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、テレワークでも集中力を維持しながらパフォーマンスを発揮する方法を7つ紹介します。

①オンオフを切り替える仕組みを作る

テレワークでは生活空間と仕事空間があいまいになるため、オンオフを切り替える仕組みを作ることが重要です。朝起きてから仕事に入るまでのルーチンを作るといいでしょう。

私がリモートワークをする際は、必ず仕事前にPCの前で1杯のアイスコーヒーを飲み、集中モードに入るルーチンを取り入れています。

②ピアプレッシャーを活用する

テレワークでは周囲の目がないことで気の緩みにつながり、パフォーマンスの低下を招きます。したがって、テレワークにおいても上司や同僚などとオンラインで積極的にコミュニケーションを図るとよいでしょう。

管理者からの一方的な監視体制はネガティブなピアプレッシャーで心理的負担が高まるため、マネジメント側は注意しましょう。

③ToDoリストを有効活用する

テレワークでパフォーマンスが低下している場合、業務の優先順位があいまいで、タスクが遅れがちになる人が多いで傾向です。

マネジメント側は、メンバーのそういった傾向に注意してサポートすることを心掛けるといいでしょう。

他方メンバー側は、ToDoリストを活用しタスクの優先順位と期限を明確に把握しましょう。そのリストがメンバーに共有されていればピアプレッシャーを用いてより生産性を高めることができます。

④通信環境を整える

テレワークでは通信環境も重要です。ネットワーク通信が遅い場合、同じ作業でも通信待ちの時間がかかり、その分作業効率が低下し、作業自体にストレスを感じるでしょう。

WEB会議の際に画面や音声が乱れると、仕事にならない可能性もあります。
サイトスピードを確認するには以下のサイトがオススメです。
※測定開始をクリックして「快適」のステータスになればOK

自宅などテレワークにおける通信環境が不十分だと感じる場合は、インターネットプロバイダーの変更を検討しましょう。

⑤デスク環境を整える

デスク環境によってもパフォーマンスは変わります。

作業しやすくするために十分なスペースを確保することや、気が散らないよう配線などを綺麗にまとめるのも集中力を保つポイント。

また解像度の高いモニターは低いものよりも眼精疲労が溜まりにくく、腰を痛めにくいチェアを選ぶと肉体的にも快適でしょう。

また、シングルモニターからデュアルモニターへの変更で、デスクワークの生産性が42%向上したという研究結果もあります(By Steelcase社)

リモートワークでパフォーマンスを高めるためには生産性とフィジカルの観点から環境を整えましょう。

⑥休憩時間を決める

どんな人でも丸一日集中力を保つことはできません。パフォーマンスを発揮するためには、こまめな休憩が重要です。ただし、15分以上休憩してしまうと集中力が途切れてパフォーマンス低下の原因になります。約1時間の仕事に対して5~10分の休憩が集中力を保つ目安です。

リモートワークは出勤することに比べると運動不足になりがちです。
リモートワーク中は意識して休憩中などに軽運動をすることをオススメします。

⑦たまに仕事場所を変えてみる

自宅にいる時間が長くなるテレワークでは刺激が少なくなりがちです。外部からの刺激が減ると気力が萎えたり、かえってストレスになります。

定期的にコワーキングスペースや、オフィスへの出社など自宅以外の場所で仕事をするといった気分転換をしてみるのもよいでしょう。

テレワークは通勤ストレスから解放されたり、可処分時間が増えるなどのメリットもありますが、一部の向いている人以外は刺激が少なくなりすぎることもあります。上手く環境を変えることでパフォーマンスを保ちましょう。

テレワークのメリット享受するには生産性の維持がマスト

テレワークには、たくさんのメリットがあります。Remotersもテレワーク推進派です。
しかしながら、パフォーマンスが下がってしまうビジネスマンが少なくないことも事実です。企業側の視点では、テレワーク制度を維持するためには、社員一人ひとりがパフォーマンスを発揮する必要があります。

企業側は社員がよりテレワークでも快適に働けるような環境整備、また希望に応じて出社可能にするなど柔軟な対応が求められるでしょう。

社員側は生産性・パフォーマンスを維持し、より成果を高めるために思考し行動することが重要です。テレワークという素晴らしい働き方のメリットを享受するために、双方の努力が必要となるでしょう。

【まとめ】ハイパフォーマーを目指すために

テレワークで十分なパフォーマンスを発揮するためには、環境を整えることと、自分の集中力のコントロールすることがポイントです。

リモートワークでは、ストレスフルな満員電車を避けることができたり、家族と過ごす時間が増えるなどのメリットが多数あります。一方で経営側の視点からするとマネジメントが難しくなったとの意見もあります。

働き方のメリットを享受するためにも、パフォーマンスを発揮して会社に貢献することを大前提に業務に取り組んでいきましょう。
もちろん、出勤が必須であるエッセンシャルワーカーの方々への感謝や敬意も絶対に忘れてはいけません。


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