働き方の多様性が進み、フリーランスという働き方が近年増加。
そのような中でフリーランスという働き方の法整備の検討も進み、ますます働きやすくなるでしょう。
フリーランスの働き方は裁量の高さと、場合によって年収が上がることで、気になる人も多いのではないでしょうか。一方で雇用が保証されるわけでもなく、福利厚生もないので不安という方もいます。
Remotersがこれまで見てきた中で、フリーランスとして成功し安定した収入を得ている人は共通の特徴や能力を持つ傾向があります。
この記事では、フリーランスに向いている人の特徴と、フリーランスに必要な能力について解説します。
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フリーランスに向いている人の特徴

フリーランスに向いている人の特徴を見ていきましょう。
【特徴1】大きな裁量で主体的に働きたい気持ちが強い
一般的に、会社員は「安定している」と思われています。「仕事がなくても一定の給与を貰える」という意味で、安定感があるといえます。一方、倒産や業績悪化による給与カットやリストラなどのリスクがあります。
フリーランスは自由である反面、自己管理や営業などを行う必要があります。フリーランスに向いている人はそれを苦にせず行動し、会社に依存することなく、主体的に働くことで会社に依存しないスキルを身に付ける良いループを作っている傾向です。
【特徴2】自己研鑽を苦に感じない人
フリーランスは自分で案件を獲得しなければなりません。そのため、クライアントのニーズに応えられるよう、常日頃から最新情報をキャッチし、スキル面でも自己研鑽を重ねる必要があります。
努力して身に付けたスキルや知識がたとえ1度の仕事で役立たなかったとしても、フリーランスに向いている人は「せっかく勉強したのに」「損をした」とは考えません。自己研鑽を重ねる目的は、あくまで自分のためだからです。逆に、「勉強する機会を貰えてよかった」「この先どこかできっとこの経験が生きるはず」と、ポジティブに考える傾向があります。
【特徴3】高単価案件が豊富な職種で経験と実績がある
フリーランスが安定した生活を送るには仕事が途切れないよう企業側の発注を受ける必要がありますが、職種によって案件数や報酬の多寡があります。
例えば、エンジニアやデザイナーの専門職種は高単価案件が多く案件も豊富にあります。エージェントに登録しておけば比較的苦労せずに契約できるでしょう。
一方で事務作業など難度の高いスキルが必要ない仕事の場合、案件は多くても単価が非常に安く生活できるだけの報酬が得られない可能性があります。
自分の中で得たいだけの年収が得られるスキルと経験があるのかを判断してからフリーランスとなることをオススメします。
【特徴4】やりたくないことも割り切れる人
フリーランスの仕事の多くは受託・クライアントワークです。中には意思と反する内容があるかもしれません。しかし受託である以上、割り切ってクライアントの要望を満たせる人が向いているといえるでしょう。
フリーランスに必要な能力

フリーランスとしてうまくやっていくためには、どのような能力が必要なのでしょうか。
スケジュール管理能力
フリーランスの場合、仕事のスケジュールはほとんど自己裁量です。1日の勤務時間はもちろん、ペースや作業量を自己管理することになります。
スケジュール管理能力があれば、1日ごとの適度な作業量を見込んだ計画を立てられるため、正確な日程計画を把握することができます。1日分の作業を終えれば仕事は終了、残りの時間は自由に過ごせるので、仕事とプライベートにメリハリが生まれます。またスケジュール管理は、多少体調を崩した場合のことなども考慮に入れる必要があり、リスクマネジメントの観点からも重要です。
ファイナンス管理能力
個人で活動するフリーランスにとって、価格交渉や税務管理などのファイナンス管理能力が非常に重要です。
価格交渉スキル
フリーランスの場合、職種によっても価格交渉で求められるスキルは異なります。
例えば、エンジニアの場合は案件によって単価が定められています。価格に納得できない場合は他の案件を探すことになります。また登録するエージェントによって、保有する案件が異なるため情報収集の能力が問われるでしょう。
マーケターやデザイナーなど、スキルによって価値が決まる場合は単価を上げる交渉も可能です。逆に言えばハイスキルでも安価になるリスクもあります。過去実績やポートフォリオを提示して価格を納得した上で発注してもらうといいでしょう。
決められた料金プランのある一般企業での価格交渉と、フリーランスの価格交渉とは大きく異なります。単価も自己裁量に委ねられるからこそ、案件をしっかり選んだり、自分を安売りしないよう料金表を準備しておくことが望ましいでしょう。
税務管理スキル
フリーランスが支払わなければならない税金にはさまざまな種類があり、所得税や住民税、個人事業税、消費税などがあります。
所得税を支払うためには、年に一度、確定申告をしなければなりません。日々の取引を仕訳管理し、経費はどのくらいかかったか、何が控除されるかなどを把握しておくことが大切です。また、住民税や事業税は所得税と支払い時期が異なるため、計画的に管理して備えておく必要があります。
自己管理能力
会社に勤めていれば、朝決まった時間に出勤して、仕事をし、決まった時間に昼食を食べ、また働き、仕事が終われば決まった時間に退社して・・・といった具合に、生活にリズムが生まれます。フリーランスには、そのような制約がないため、すべてを自己管理しなければなりません。
もし「自己管理が苦手」という人は、会社に勤めていた時のように日常をルーティン化してみましょう。大枠で自分ルールを定めることにより、生活に緊張感が生まれます。
フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスになった場合のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット|年収アップを目指せる
仕事には、どんなものにも市場価格が形成されています。エンジニアであれば、大規模システムや上流工程なら収入が高くなり、中小規模のシステムや下流工程は安くなる、といった形のものです。
会社に勤めていると、どれほど市場価格の高い仕事をこなしたとしても、大部分は会社の取り分として差し引かれ、手元に入ってくる収入は限られたものになります。一方フリーランスは、会社の取り分が無くなる分、多くの収入を見込めるようになるのです。
メリット|プライベートを充実させられる
フリーランスは自分の裁量で仕事を選ぶことができるため、趣味や自分磨きなどプライベートにも時間を使うことができます。
子どもの世話や家族で過ごす時間も増やせますし、長期間旅行に行きたいという場合であれば、前後でうまくスケジュール調整をすればいいのです。
メリット|リモートワークの案件なら地方移住を検討できる
リモートワークが実現できれば、通勤のために都市部に住む必要がなくなり、地方移住を検討することも可能になります。都市部の喧騒から逃れて自然豊かな地方移住が実現すれば、仕事の効率やQOL(=Quality of life、生活の質)を上げることにつながります。
Uターンで実家近くに住むことができれば、育児と仕事の両立もしやすくなります。
メリット|人間関係などのストレスが軽減する
会社勤めで最もストレスが大きいのは、人間関係によるものと言われています。
フリーランスは、上司や同僚、部下との人間関係から解放されるので、ストレスが軽減します。多くの人と密接な関係を維持する機会が格段に減り、伸び伸びと働くことができます。
デメリット|収入が不安定になる
フリーランスは、高単価案件があれば収入が大幅にアップする反面、思うように案件を獲得できなければ収入が減ってしまうこともあります。
会社員のように収入が一定ではないため、不安定と感じるかもしれません。案件を安定的に獲得し続けることが収入を安定させるカギになります。
デメリット|税務処理や事務処理を自分でこなす必要がある
フリーランスには、領収書の管理、経理の処理、確定申告のための手続きなど、さまざまな作業と知識が必要です。
それまで会社が請け負ってくれていた作業をすべて1人でこなすわけですから、なかなかの手間と労力がかかることは覚悟しておきましょう。
デメリット|案件探しに苦労することがある
フリーランスの場合、毎月の固定給がないため仕事が途切れると致命的です。そのため継続的に案件探しをする必要があります。
いい案件がすぐ見つかればよいですが、スムーズにいかないこともあります。フリーランス向けのエージェントサイトなどに登録しておき、つながりを持っておくといいでしょう。
【まとめ】フリーランスに向いているなら、まずは案件探し

この記事を読んで「フリーランスに向いているかも」と感じたエンジニアさんは、ぜひRemotersを活用ください。
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元フリーランスエンジニアがリモートワークやキャリアに関する情報をお届け。
株式会社TERAZ 代表としてフルリモート案件専門のエージェントサービス「Remoters」やリモートワークメディア「Remocari」を運営しています。
上流SE/PHP/Ruby on Rails/React/Typescript/などの開発経験を経てRemotersに。