働き方の多様化が進む現代では、特定の企業と雇用関係を持たないフリーランスが増加しています。
一方、フリーランス人口の増加に伴って課題となるのは、スキル不足を感じる人の増加です。
この不安の中には「モチベーションがわかない」など、正直フリーランスとしてやっていくために覚悟がないと感じられる回答もあります。
ただ「稼げる」だけを目的としてフリーランスになっても、自己研鑽の重要性を理解していないと長期的に案件を獲得することは難しいでしょう。
本記事では、フリーランスエンジニアの課題や、メリット・デメリットを解説します。合わせてフリーランスエンジニアに向いている人と向いていない人、活躍する方法についても解説していきます。
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「フリーランスエンジニアはやめとけ」のよくある理由
「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われるのはフリーランスの厳しさを事前に知らなかったことが要因の一つです。フリーランスとして働く厳しさを紹介します。
①スキルが足りないと契約が更新されない
フリーランスエンジニアは、案件の中で価値を発揮できなければ契約が更新されません。最初は3か月契約などでスタートし、問題なければ契約延長というケースが多いです。
技術的なスキルのほかにも、コミュニケーション能力やスキルアップする姿勢も求められます。
②収入が不安定になることも
フリーランスエンジニアは、会社員のような固定給は基本的にありません。収入は案件によって上下することもあるため不安定になります。
また、有給休暇や傷病手当などもないため、けがや病気で休んだ場合は収入が減少してしまいます。
③案件獲得のスキルが求められる
フリーランスエンジニアは、自分自身で案件を獲得する必要があります。そのため、案件獲得のための営業スキルや提案スキルが必要です。
加えて、案件を獲得しても単発案件だと安定的な収入にならないため、継続案件につなげる営業努力も求められます。
この点はエージェントサービスを活用することでカバーできるでしょう。
④マネジメント業務の経験が積めない
フリーランスエンジニアは、基本的に自分1人で完結する作業が中心となります。よって、マネジメント業務の経験は蓄積されません。
PMOやITコンサルタントの案件であればマネジメントスキルも磨くことができますが、開発案件ではプレイヤーとして働くことになるでしょう。
一生プレイヤーとして開発をする覚悟があれば別ですが、いずれはマネジメントレイヤーにと考えている方はキャリアプランを練らなければ難しいかもしれません。
フリーランスエンジニアになるメリットとは?
前述のとおり、フリーランスエンジニアには厳しい側面があるのは事実です。しかし、同時にメリットも存在します。主なメリットを以下で解説します。
収入が増えるケースが多い
フリーランスエンジニアになると、多くの場合で収入増加が見込めます。スキルのあるエンジニアのニーズは高く、好条件で案件が出されている場合も多いのです。
したがって、会社員のときにもらっていた固定給を大きく上回るケースも珍しくありません。
案件を選ぶことができる
フリーランスエンジニアであれば、自分で好きな案件を選べます。嫌な仕事を回避して好きな仕事に集中できるので、これまで以上にやりがいを持って働くことができるでしょう。
働く時間・場所が選べる
フリーランスエンジニアになることで、働く時間や場所も自由になります。満員電車に乗る必要もなければ、通勤に多くの時間を消費する必要もありません。
自分のペースで自由に働ける点もフリーランスエンジニアの大きなメリットです。
フリーランスエンジニアに向いている人とは?
メリットもデメリットもあるフリーランスエンジニアですが、どのような人が向いているのでしょうか。ここでは、向いている人の特徴を紹介します。
実務経験が3年以上
フリーランスエンジニアの案件には、条件として実務経験3年以上であるものが多いため最低条件ともいえます。
したがい「実務経験3年」がフリーランスエンジニアとして独立する1つの目安となるでしょう。
スキルアップの意欲が高い|高いスキルを持つ人
スキルアップの意欲が高い人や高いスキルを持つ人は、フリーランスエンジニアに向いています。フリーランスエンジニアとして活躍するためには、クライアントから求められる人材であることが必要です。
そのためには、技術の進歩に合わせて、常に自分自身もスキルアップしていくことが欠かせません。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力もフリーランスエンジニアにとって重要です。フリーランスエンジニアは、受け持つ案件が変わるたびにクライアントとの面談が生じます。
また、業務中のコミュニケーションの様子も契約延長を左右するため、クライアントや仕事仲間と適切なコミュニケーションが取れているかもポイントとなるでしょう。
フリーランスエンジニアに向いていない人とは?
反対に、以下に多く当てはまる人は、残念ながらフリーランスエンジニアに向いていない傾向にあるといえます。
実務未経験
実務経験がない人は、フリーランスエンジニアには向いていません。なぜなら、案件の多くは実務経験3年以上などを条件としている場合が多いためです。
フリーランスエンジニアになりたい場合は、まずは会社に所属しながら実務経験を積むとよいでしょう。
スキルがない・スキルアップの意欲がない人
スキルが不十分な人やスキルアップの意欲がない人は、フリーランスエンジニアとしての活躍が難しいでしょう。
フリーランスエンジニアとして案件を獲得するためには、十分なスキルを備えていることのアピールが必要です。常に自分自身の市場価値を意識して、スキルアップを続ける姿勢が不可欠となります。
コミュニケーションが嫌いな人
コミュニケーションが嫌いな人もフリーランスエンジニアとしての適性は低いといえます。フリーランスエンジニアとして働く場合、複数のクライアントや仕事仲間と適切にコミュニケーションを取ることが求められます。
コミュニケーションといっても、話し上手・雑談上手である必要はありません。業務上必要な報連相ができていれば基本的には問題ないでしょう。
営業力やコネクションがない人
営業力やコネクションがない人についても、フリーランスエンジニアとしては難しい面があります。フリーランスエンジニアは、クライアントに営業をかける、自分自身のコネクションを辿るなどの方法で案件を獲得します。
そのため、営業力・コネクションともにない人は、自力で案件を探すのが難しくなるでしょう。
フリーランスエンジニアとして長く活躍する方法
最後に、フリーランスエンジニアで活躍し続ける方法を紹介します。
スキルを身に付ける
スキルを身に付けることは必須です。フリーランスエンジニアでは会社の看板がない分、自分自身が商品となります。
また、現在十分なスキルを保有していたとしても、現状に満足してはいけません。世の中は変化していくため、常に自分自身のスキルをアップデートする姿勢が重要です。
案件獲得のコネクションを作る
コネクションを作ることも大切です。前述のとおりフリーランスエンジニアは会社の看板がないため、自分自身のコネクションが重要となります。
これまでの案件で獲得したコネクションや人脈を活かしながら、次の案件を獲得していくようにしましょう。
【まとめ】案件獲得にはエージェントサービスがオススメ
コロナ禍などを背景に、エンジニアなどのフリーランス人口は増加傾向にあります。フリーランスエンジニアは、収入の不安定さや案件獲得の難しさなどの厳しい側面があるのも事実です。
一方、自分自身のスキル次第で収入アップを目指せる、時間や場所に捉われない働き方ができるといった大きな魅力があります。
フリーランスエンジニアで活躍するためには、ある程度の実務経験(目安:3年以上)を持ったうえで、世の中の変化に合わせてスキルアップし続けることが重要です。また、クライアントと適切にコミュニケーションを取り、コネクションを大事にしていく姿勢も大切となるでしょう。
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上流SE/PHP/Ruby on Rails/React/Typescript/などの開発経験を経てRemotersに。