SES
フリーランス向け/SESの現場を変えたい時の対応方法について
2023.11.29
SESエンジニアとして働く場合、さまざまな現場に出向いて業務を行うことになります。
現在SESエンジニアのなかには「SESで働いているけど、現場が合わなくて変えたい。」「こんな時はどうすればいいんだろう」などの悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、SESの現場が合わない理由や合わない現場で働き続けるデメリット、現場を変えたい時に取るべき対応方法について解説します。
目次
SESエンジニアは現場を変えられる?
SESエンジニアが現場を変えることは可能です。
基本的には、1ヶ月や3ヶ月などの契約期間が終了し、契約更新となったタイミングで現場を変えられるようになります。
一方、契約期間中の現場変更は容易ではありません。
SESでは派遣先と雇用元の信頼関係が重要であり、現場を離れる際は関係者間で連携を取りながら時期の相談や後任者への引継ぎを行う必要があります。
個人の都合だけで契約期間中に現場を離れると、場合によっては業務委託契約違反となったり罰則が適用されたりすることもあるでしょう。ただし、現場でパワハラやモラハラ、サービス残業など労働環境の問題がある場合は、営業担当者に相談して契約期間中に現場を変更できることもあります。
現場が合わない理由
続いて、SESの現場が合わないと感じる理由について解説します。主な理由は以下のとおりです。
・働く環境が合わない
・人間関係が合わない
・スキルが合わない
働く環境が合わない
SESの現場が合わないと感じる理由のひとつが働く環境です。働く環境には、以下のようなさまざまな要素が関係しています。
・勤務日、勤務時間
・服装や髪型の指定
・朝礼や夕礼などの通例行事
・業務内容
・業務量や残業の多さ
・仕事の進め方や社内の雰囲気
・オフィスの場所、自宅からの距離
・オフィスのレイアウト、フロアの構造 など
他の人にとっては適した労働環境でも、自分にとっては合わないと感じるケースも少なくなりません。たとえば、「もっとアットホームな雰囲気の現場で働きたい」「カジュアルな服装で働きたい」といった考えを持つ人もいるでしょう。
特に、これまで自分に合った現場で働いていた人や自由なイメージを持ってSESエンジニアになった人などは、想定と現実のギャップに苦しみやすいといえます。
人間関係が合わない
現場の人間関係が合わないことも主な理由です。「合う」「合わない」は人との相性の問題でもあるため、人間関係の悩みはSESの現場に限った話ではありません。しかし、SESエンジニアは定期的に現場が変わるため、新たに人間関係を構築していく大変さがあるといえます。
新しく入った現場ですでに人間関係や派閥などが形成されていた場合、溶け込むまでに時間がかかるケースも少なくないでしょう。そのような環境下では孤独感や疎外感を持ちやすく、心理的な負担も大きくなります。
スキルが合わない
SESの現場が合わないと感じる理由には、現場で求められている業務内容と自分自身のスキルが合わないことも挙げられます。
たとえば、現場で求められている業務内容に対して自分自身のスキルが不足している場合、クライアントが求めるレベルの働きをすることは難しくなります。その場合、大きなプレッシャーやストレスを感じ、「この現場は合わない」と考えるようになるかもしれません。
反対に、自分自身のスキルに対して現場の仕事が簡単すぎる・単調すぎる場合、自分の成長を実感できなくなり、現場と自分自身の間にギャップを感じることになります。
合わない現場で働き続けるデメリット
合わない現場で働き続ける場合、以下のようなデメリットが生じます。
・心身の不調につながる
・スキルアップにつながらない
・報酬が上がりづらい
心身の不調につながる
合わない現場で働き続けることでストレスが蓄積され、心身の不調につながる可能性があります。適度なストレスは自分自身の能力アップやモチベーションアップに有効である一方、過度なストレスは体調不良などの健康被害をもたらすおそれがあります。
合わない現場でも多少の我慢は必要かもしれませんが、体調を崩してまで働くことは避けるべきです。たとえば、以下のような症状が出てきた場合は、無理せず営業担当者などに相談したほうがよいでしょう。
・早朝覚醒などで十分な睡眠がとれない
・食欲がない
・慢性的に気分が晴れない、何事も楽しめない
スキルアップにつながらない
合わない現場で働き続ける場合、スキルアップにつながらないこともデメリットです。現場の仕事が単調すぎる場合や自分自身のキャリアプランに合っていない場合、現場に居続けることでスキルアップの機会を逃してしまう可能性があります。
たとえば、プロジェクトマネジメントのスキルを磨きたいエンジニアが現場でテスト作業ばかり行っていても、希望するスキルアップを実現することは難しいでしょう。
報酬が上がりづらい
合わない現場で働き続けても高いパフォーマンスを継続的に発揮することは困難であるため、結果的に報酬も上がりづらくなります。
また、仕事のパフォーマンスが低下することで、クライアントに迷惑をかけてしまう可能性もあります。派遣先と雇用元のどちらにとってもマイナスとなるため、現場を変えることを検討したほうがよいでしょう。
現場を変えたい時に取る対応方法
SESの現場を変えたい場合は、以下に挙げるような対応を取ることが効果的です。
・営業担当者に相談する
・他のエージェント等に相談する
・転職エージェントに相談する(正社員に戻るケース)
営業担当者に相談する
まずは営業担当者に相談することが大切です。最初にメールなどで連絡を入れ、後日時間を取って面談をしてもらいましょう。面談の際は、以下の点に気をつけながら現場を変えたい旨を伝えることがポイントです。
・現場を変えたい理由をできるだけ具体的に話す
・ネガティブな理由だけでなく、ポジティブな理由も話す
現場と自分自身のギャップが生じている具体的な理由やキャリアビジョン、次の派遣先の希望などを前向きに伝えることで、新たな派遣先を決めやすくなるでしょう。
他のエージェント等に相談する
営業担当者に相談しても解決が難しい場合は、他のエージェント等に相談することも有効な手段です。
特にフリーランスの場合は、SES企業との雇用契約がないため、他のエージェント等への相談も行いやすいでしょう。他のエージェント等に相談することで、これまで経験できなかったような現場が見つかる可能性もあります。
転職エージェントに相談する(正社員に戻るケース)
転職エージェントに相談し、フリーランスのSESエンジニアから正社員に戻ることも方法のひとつです。これまでSESの現場で働いてきて、孤独感や疎外感が強いストレスとなっていた人の場合は、正社員に戻るパターンが適している可能性もあります。
「ひとつの現場で長く腰を据えて働きたい」「長期的な人間関係を構築しながら働きたい」といった希望がある人は、転職エージェントに相談してみるのもよいでしょう。
【まとめ】
SESの現場が合わない理由には、働く環境や人間関係、スキルのミスマッチなどが挙げられます。合わない現場で働き続けることで、心身の不調やスキルアップ・報酬アップの機会損失などにつながります。
SESの現場を変えたい場合は、まずは営業担当者に相談し、現場を変えたい理由を具体的かつ前向きに伝えることが重要です。それでも解決が難しい場合は、他のエージェント等に相談してみるとよいでしょう。
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