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ITエンジニアの平均年収は?新卒から段階的に解説

2023.9.14

IT技術が発展する現代社会において、プログラミングスキルなど専門性の高い技術力を駆使して働くITエンジニアの需要は非常に高く、近年では未経験からITエンジニアになる人も増えています。

そんななか、これからITエンジニアを志す人にとって

「平均年収はどのくらい?」
「自分はどのくらい稼げるのか?」

というのは特に気になるところではないでしょうか。

そこでこの記事では、新卒からベテランまで、それぞれの段階におけるITエンジニアの平均年収について解説します。さらに、職種別エンジニアの平均年収、年収を高めていく方法についても詳しく見ていきます。

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ITエンジニアの平均年収は?

厚生労働省が毎年実施している賃金構造基本統計調査を参考に、ITエンジニアの平均年収について見ていきましょう。

賃金構造基本統計調査によると、ITエンジニアは以下の3つの職種に分類されています。

  • システムコンサルタント・設計者(システムアナリスト、システムコンサルタント、情報処理プロジェクトマネージャーなどが該当)
  • ソフトウェア作成者(社内システムエンジニア、プログラマー、CGプログラマーなどが該当)
  • その他の情報処理・通信技術者(サーバー管理者、情報セキュリティ技術者、電気通信技術者、通信ネットワーク技術者などが該当)

参考:令和4年賃金構造基本統計調査業種別主な職種早見表 |厚生労働省

そして、2022年における上記3職種の「所定内給与額」(=月収)、「年間賞与その他特別給与額」をもとに、全年代の平均年収を算出した表が以下になります。

職種所定内給与額年間賞与
その他
特別給与額
平均年収(※)
システムコンサルタント・設計者418,9001,178,8006,205,600
ソフトウェア作成者348,500977,0005,159,000
その他の情報処理・通信技術者326,7001,029,7004,950,100
参考:令和4年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)|政府統計の総合窓口e-Stat

※(所定内給与額)×12か月+(年間賞与その他特別給与額)により算出

ITエンジニアと呼ばれる職種の年収は、システムエンジニアが約620万円、プログラマーが約516万円、その他エンジニアが約495万円という結果となっています。

次項からは、経験年数に応じた平均年収を見ていきましょう。

新卒エンジニアの平均年収

新卒エンジニアは、賃金構造基本統計調査では経験年数「0年」に該当します。2022年の調査結果によると、新卒エンジニアの平均年収は以下のようになっています。

職種所定内給与額年間賞与
その他
特別給与額
平均年収
システムコンサルタント・設計者308,400206,8003,907,600
ソフトウェア作成者244,80086,4003,024,000
その他の情報処理・通信技術者266,400295,0003,491,800
参考:令和4年賃金構造基本統計調査(同上)

新卒エンジニアの場合、スキルや経験が少ないことから、「所定内給与額」「年間賞与その他特別給与額」いずれも低くなっていることが分かります。

(~5年目)若手エンジニアの平均年収

経験年数が5年未満の若手エンジニアは、賃金構造基本統計調査では経験年数「1~4年」に該当します。2022年の調査結果では、若手エンジニアの平均年収は以下のようになっています。

職種所定内給与額年間賞与
その他
特別給与額
平均年収
システムコンサルタント・設計者394,2001,068,0005,798,400
ソフトウェア作成者302,400718,8004,347,600
その他の情報処理・通信技術者268,500632,9003,854,900
参考:令和4年賃金構造基本統計調査(同上)

経験年数が5年未満といえば、少しずつ専門性の高いスキルや実績ができてきた頃です。そのため、新卒エンジニアと比べると、全体的に金額が高くなってきています。

(6年目~)中堅エンジニアの平均年収

経験年数が6年からの中堅エンジニアは、賃金構造基本統計調査では経験年数「5~9年」に該当します。2022年の調査によると、中堅エンジニアの平均年収は以下のような結果になっています。

職種所定内給与額年間賞与
その他
特別給与額
平均年収
システムコンサルタント・設計者390,500958,7005,644,700
ソフトウェア作成者327,900947,7004,882,500
その他の情報処理・通信技術者308,1001,041,0004,738,200
参考:令和4年賃金構造基本統計調査(同上)

中堅エンジニアの場合、「ソフトウェア作成者」「その他の情報処理・通信技術者」は若手エンジニアより上がっているものの、「システムコンサルタント・設計者」ではやや下がっていることがわかります。

(10年目~)ベテランエンジニアの平均年収

経験年数が10年目からのベテランエンジニアは、賃金構造基本統計調査では経験年数「10~14年」および「15年以上」に該当します。2022年の調査結果では、「10~14年」のベテランエンジニアの平均年収は以下のようになっています。

職種所定内給与額年間賞与
その他
特別給与額
平均年収
システムコンサルタント・設計者454,1001,050,9006,500,100
ソフトウェア作成者367,4001,243,0005,651,800
その他の情報処理・通信技術者347,8001,163,8005,337,400
参考:令和4年賃金構造基本統計調査(同上)

経験年数が10年を超えたITエンジニアは、専門性の高いスキルや実績を保有していることが多く、全体的に年収も高くなっています。

ITエンジニアにとっての経験や実績はそのまま評価に繋がることから、現場でいかに需要の高い経験を得て次に生かせるかが大きくカギをにぎっているのです。

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職種別エンジニア平均年収

次に、「求人ボックス給料ナビ」のデータから、職種別エンジニア平均年収についても見ていきましょう。

プログラマーの平均年収

プログラマーの平均年収は、求人統計データによると、約422万円となっています。日本の平均年収と比較するとやや低く、月給に換算すると35万円程度が相場です。

給料分布では312~377万円の水準がボリュームゾーンで、全体の給与幅は312~832万円となっています。

参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ

ITエンジニア平均年収

ITエンジニアの求人統計データによると、正社員プログラマーの平均年収は484万円となっています。月給で換算すると40万円程度で、プログラマーと比較すると高い数値です。

ITエンジニアの仕事には、プログラミング以外にも設計や運用・保守などが含まれることから、プログラマーよりも高い給与水準となっているのです。

給与のボリュームゾーンは342万円以下の水準ですが、給与幅としては342~970万円と幅広くなっており、勤務先企業の事業規模や経験年数、実績や求められるスキルなどによって大きく差が出ていることになります。

参考:ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ

プロジェクトマネージャーの平均年収

求人統計データによると、プロジェクトマネージャーの平均年収は約629万円となっています。月給で換算すると52万円で、プログラマー、ITエンジニアと比較して高い給与になっていることが分かります。

プロジェクトマネージャーの仕事は、プロジェクトメンバーの進捗や工数、スケジュール管理を行うほか、クライアントとの打ち合わせや条件交渉など、幅広い内容が含まれています。

このようなマネジメント業務を行うためには、ITエンジニアとしてのスキルや経験のほか、コミュニケーション力や交渉力、折衝力、クライアントと円滑に業務を進めていくためのバランス感覚など、高いソフトスキルが必要になります。このためプロジェクトマネージャーの平均年収は、ITエンジニアより高く設定されているのです。

参考:プロジェクトマネージャーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ

エンジニアが年収を高めていく方法

経験年数や職種別の平均年収から、年収が高いエンジニアには経験と実績、スキルが必要であることが明らかになりました。

年功序列制度が崩壊しつつある現在、「長く勤めていれば高い給料を貰える」という時代ではありません。とはいえ、エンジニアの実績やスキルは経験から得られることが多く、エンジニアとしてそれなりの継続年数がなければ、高いスキルや実績は得られないのも事実です。そのため、エンジニアとして年収を高めるためには、より需要の高い経験や実績を得られるようにスキルを磨いていくことが大切です。

正社員として同じ会社や同じ現場で働き続けることは、スキルアップにつながらないこともあります。その場合は、より需要の高い職場へ転職したり、フリーランスとして独立し、より条件の良い働き方へ転換する方法もあります。

フリーランスエンジニアで年収アップの可能性も

正社員エンジニアの場合、現場でどれだけ頑張ったとしても、給与として受け取るのは決まった額だけです。一方フリーランスエンジニアであれば、自らの働きによって現場に貢献できれば高い評価を得られ、評価に見合った高い収入を得られます。

またフリーランスエンジニアには案件を選ぶ自由があるので、希望する条件の案件を獲得できるだけでなく、新しい分野へ挑戦することも可能です。自ら営業や交渉を行わなければならない手間はありますが、時間や場所、働き方を比較的自由に選択でき、かつ高い収入を得られるのは魅力的と言えるでしょう。

【まとめ】

ITエンジニアとして高い年収を得るためには、クライアントや企業から評価されるような経験や実績、そして需要の高いスキルを持っていることが不可欠です。これからITエンジニアを目指そうと考えている人は、3年、5年、10年といった形で将来的なキャリアを思い描き、経験や実績、スキルを着実に積み重ねていきましょう。経験年数やスキルに応じたリモート案件をお探しの方は、Remotersまでお気軽にご相談ください。

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