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AI人材の需要や将来性について

2023.10.9

ITやデジタル技術が進化を続けるなか、いまや人工知能(AI)は私たちの日常生活に「当たり前」の存在となりつつあります。とくに2023年初めに登場したChatGPTをはじめとする生成AIの進化はめまぐるしく、Googleの「SGE(Search Generative Experience)」やAWSの「Amazon Bedrock」など、世界中の企業がビジネス領域でAIを活用しようとしのぎを削っています。

このような世界の潮流を受けて注目を集めているのが、AI人材です。高度なデータサイエンススキルを有するAI人材は、AI時代のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進という重要な役割を担っており、国家の発展にはAI人材の育成が欠かせません。

この記事では、AI時代に存在感の高まるAI人材とはどのようなものか、なぜ需要が伸びているのかなどについて詳しく解説します。これからIT業界でキャリアアップを目指す人は、ぜひ参考にしてください。

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AI人材とは

AI人材とは、AI技術に関する高い知識や技術を有し、ITサービスやシステムへAIを導入したり、AIシステムの環境構築や運用、改善を適切に行える人材のことです。

現代のビジネスや生活において、AIは業種や分野を問わずさまざまな場面で活用されています。AI人材は、このような社会におけるAIを適切に導入し、活用する役割を担っており、AI時代に欠かせない存在と言えるのです。

政府の掲げる「AI戦略2022」では、「人間尊重」「多様性」「持続可能」という3つの理念を掲げ、5つの戦略目標が挙げられています。

戦略目標0「差し迫った危機への対処」
パンデミックや大規模災害に対し、人々の生命と財産を最大限に守る体制と技術基盤を構築、適正かつ持続的に運用
戦略目標1「人材」
人口比において最もAI時代に対応した人材を育成・吸引する国となり、持続的に実現する仕組みを構築
戦略目標2「産業競争力」
実世界産業においてAI化を促進し世界のトップランナーの地位を確保
戦略目標3「技術体系」
理念を実現するための一連の技術体系を確立し運用するための仕組みを実現
戦略目標4「国際」
国際的AI研究・教育・社会基盤ネットワークの構築

引用元:AI戦略2022の概要|内閣府

AI人材の育成は戦略目標の1番目に位置付けられており、日本におけるAI戦略はAI人材がカギを握っているということが分かります。

このような国家のAI戦略を担うAI人材を育成するため、政府は教育改革によって全学的に数理・データサイエンス教育を推進するとともに、社会人の学び直し(リカレント教育)やリスキリングによってAI教育の推進を加速させています。
参考:AI人材育成について|首相官邸

AI人材の需要が伸びている理由

現代社会において、AIはさまざまな分野で活用されています。画像や音声、文字の認識をはじめ、自動化、売り上げや需要の予測、自然言語処理など、我々の生活をより豊かに、より便利なものへと変換させるAIの存在感は、今後さらに高まっていくことでしょう。

令和5年版情報通信白書によると、2022年の世界のAI市場規模(売上高)は18兆7,148億円とされています。前年比で78.4%も増加しており、この傾向のまま2030年まで加速度的に成長していくことが予測されます。

これを受けて日本のAI市場規模(支出額)も成長を続けており、2022年で3,883億6,700万円、前年比で35.5%増となっています。この傾向は今後も続き、2027年には市場規模が1兆1,034億7,700万円まで拡大すると予測されています。

出典:令和5年版情報通信白書|総務省

世界、そして日本のAI市場を支える重要な役割を担うAI人材ですが、今後さらに拡大し続けるAI市場に対応するためには、より多くのAI人材が必要です。しかしAIを専門的に扱える人材は限られており、ここにきて世界中で需要が急速に伸びているのです。

AI人材の種類について

ここでは、AI人材として代表的な種類を2つご紹介します。

AIエンジニア

AIエンジニアは、AIの開発、AI技術を活用したシステム・サービス開発などを行う技術者です。

深層学習(ディープラーニング)などのAI手法とビッグデータを用い、要件に応じた学習モデルやアルゴリズムを設計し、プログラミングなどによって実現します。効率的なAI学習のための教師データを用意したり、データ加工や分析のためのツールなどを準備する場合もあります。

求人統計データによるAIエンジニアの平均年収は、正社員で約596万円となっており、月給に換算すると約50万円です。一般的なITエンジニアの年収が約477万円であることから、かなり高い水準であることが分かります。

参考:
AIエンジニアの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ
ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ

データサイエンティスト

データサイエンティストは、大量のデータ、いわゆるビッグデータから要件に応じた情報を抽出し、AIを活用して現状分析を行うとともに、課題・問題の改善に向けた戦略や施策を立案し、必要に応じて提案する職種です。

AI時代のビジネスに欠かせない存在でありながら、データサイエンティストは数万人規模で人材が不足していると言われており、今とくに需要が高まっている職種と言えます。

求人統計データを見てみると、データサイエンティストの平均年収は約694万円、月給に換算すると58万円になります。ITエンジニアの約477万円、AIエンジニアの約596万円と比較すると極めて高く、人材不足の影響と需要の高さがうかがえます。

参考:データサイエンティストの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ

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AI人材になるために必要なスキル

AI人材になるためには、どのようなスキルが必要かについて見ていきましょう。

機械学習、ディープラーニング

AI人材になるためには、現在のAIの主流となっているアプローチ、機械学習とディープラーニングについての知識が必須と言えます。

機械学習はコンピュータに学習させることで人間と同じような認識や判断ができるようにする手法であり、ディープラーニングは機械学習のうちの一種です。AI人材はこれらのAI技術を活用し、データの分析へ導いていきます。

データサイエンス

AIを利活用して業務を遂行するAI人材にとって、ビッグデータは切っても切れない存在です。そのためAI人材には、ビッグデータを専門的に扱うデータサイエンスの知識も必要です。

データサイエンスでは、ビッグデータを収集・保管し、抽出する業務において、データベースやプログラミングの知識を利用します。また抽出したデータをもとに分析を進める際には、統計学や数学などの知識を活用します。

プログラミング

AI分野で使われるプログラミング言語としては「Python」「R言語」「Julia」などがありますが、多くのシーンで利用されているのはPythonです。これからAI技術者を目指してプログラミング学習を始めるなら、Pythonのスキルを習得しましょう。

Pythonは機械学習やディープラーニングに関するライブラリが充実しており、WebアプリケーションやIoT分野など幅広いビジネスに活用されています。

デジタルリテラシー

学問分野とは異なりますが、AI人材にはデジタルリテラシーも必須です。

令和3年版情報通信白書によると、「我が国がデジタル化で後れを取った理由」として「デジタルリテラシーが十分ではない」ことが挙げられており、日本全体としてのデジタルリテラシーの向上は急務と言えます。AI人材は国のデジタル施策を担う存在であることから、率先して高いデジタルリテラシーを有している必要があるのです。

AI人材になるための学習方法

これからAI人材を目指して学習を始める場合、スキルの習得をどのように進めればよいのでしょうか。具体的な学習方法について見ていきましょう。

書籍やWeb教材による独学

AI人材になるための学習方法の1つ目は、書籍やWeb教材を使った独学です。

機械学習やディープラーニングをはじめ、データサイエンス、プログラミング、データベースなど、書籍やWeb教材にはさまざまな種類のものがあるので、自分に合ったものを選択して学習を進めましょう。

学習の成果として、AI関連の資格を取得するのもおすすめです。資格取得という分かりやすい目標があることによって、モチベーションを保って学習を進められるでしょう。

スクールや講座を受講する

AI人材になる方法の2つ目は、IT系のスクールや講座を受講してAIの知識を学ぶ方法です。独学とは異なりカリキュラムが決まっているため、短期間で効率的にAI人材に必要な知識を身に付けられます。

プログラミングスクールなどではAI関連のカリキュラムが多数用意されているほか、経済産業省の「マナビDX」文部科学省の「マナパス」では政府主導の講座も受講できます。一定の要件を満たせば受講費用の補助がある講座もあるので、興味のある人は調べてみると良いでしょう。

AI人材はフリーランスとして活躍できる?

慢性的な人材不足を背景に、AI人材は需要の高い状態が続いています。そのためAI人材の仕事は、正社員としてはもちろん、フリーランスとしても幅広く活躍できるでしょう。

フリーランス求人案件の統計データによると、AIエンジニアの月額単価の平均値は75.3万円となっており、年収に単純換算すると903.6万円です。正社員AIエンジニアの平均年収が約596万円であることから、フリーランスAIエンジニアの報酬は正社員と比べてかなり高いことが分かります。

参考:AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件 月額単価相場|フリーランススタート

ディープラーニングやデータサイエンス、プログラミングなど、専門性の高いスキルや経験を持っていれば、より高い年収が期待できます。

【まとめ】

AI人材は国や企業におけるイノベーションを支える重要な役割を担っており、AIが広く浸透する現代社会において、今後さらに需要が高まっていくことが予想されます。機械学習やディープラーニング、データサイエンス、プログラミングなど専門性の高い知識やスキルを身に付け、AI時代において市場価値の高いキャリアを築きましょう。AI人材のフルリモート案件をお探しの方は、Remotersまでお気軽にご相談ください。

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