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フリーランスエンジニアは「スキル=報酬」!着実なスキルアップのポイントを解説

2021.11.9

  • #エンジニア
  • #キャリア
  • #案件獲得

フリーランスエンジニアとして活躍できる人とそうでない人の違いは「適切な方向性でのスキルアップ」にあります。活躍する人は、階段を上るようにスキルも報酬も高めていきますが、そのポイントは何なのでしょうか?

そこで、今回はフリーランス出身のエージェントがフリーランスエンジニアが適切にスキルアップするためのロードマップを解説していきます。

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目次

フリーランスエンジニアになるには?

フリーランスの定義としてはwikipediaに「特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である」とあります。

フリーランスエンジニアなるためには

  • 社内では容易に調達できないスキルがあること。
  • 自分のスキルを必要とする企業(団体)と接点を持ち仕事を獲得すること。

という上記の2点が必要となってきます。

逆に上記の2点があればいつ会社を辞めてフリーランスエンジニアになったとしても生活に困ることはないでしょう。ただエンジニアという職種で社内で会社員として働きつつ社外の人達と接点を持つことはあまり簡単ではありません。

なので自分のスキルを必要としている企業の情報を豊富に持ち、フリーランス向けの案件を紹介してくれるフリーランスエージェントを利用し独立するというのが最近の主流となってきております。

継続して案件受注するためのポイントは「スキルアップ」

会社員時代もそうですが、フリーランスにとって一番大事になってくるのは「信頼」です。信頼を形成できると継続的に仕事がもらえますし、顧客を紹介してくれたりもするので仕事に困ることがなくなります。そして、その信頼を形成する上でポイントになってくるのが「スキルアップ」です。

顧客から仕事をもらいつつ常に自分のスキルを進化させていく「スキルアップ」こそが長くフリーラエンジニアとして活躍するコツと言えるでしょう。

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スキル不足によって起こってしまう未来

スキル不足に陥った場合どうなる?

フリーランスとはいわば自分の「スキル」を売る商売ですが、IT業界における技術の移り変わりはとても早く、数年前には主流とされていたやり方が現在では時代遅れとなってしまっていることは珍しくありません。独立した時には引くて数多だったのにその状況にあぐらをかいてしまい、そこからの立て直しに苦労してしまうケースもよくあります。

スキル不足になってしまうと

  • 案件獲得が困難になり、案件獲得をするために多くの時間を割くことになる。
  • 獲得できる案件は単価の安い案件。
  • 仕事をあまり選べない状況なのでスキルを磨くことができるPJに入れない。

という状況に陥りなかなか負のループから抜け出すことができません。

フリーランスエンジニアに必須の4つのスキルセット


フリーランスエンジニアに必要なスキルセットとは?

①ITスキル(技術力)

②セルフマネジメント力

③コミュニケーション能力

④学習意欲

必須スキルを高めていく方法を解説!

必須スキルを高めていく方法を解説

ITスキル(技術力)を高める3つのポイント

①最新技術のキャッチアップ

技術の世界は日進月歩で新しい技術やアーキテクチャが生み出され、それがデファクトスタンダードになってきます。まずはデファクトになりつつある技術を調査し、それがどのような考え方で発明されたのかを理解しましょう。

また、必要そうであれば実際に触ってみましょう。例えば最近ではDockerなどのコンテナ化の技術がアプリケーション開発では主流になりつつあります。情報収集ツールとしてはhttps://zenn.dev/https://qiita.com/がお勧めです。

②定期的な外部エンジニアとの交流

一つの会社やコミュニティで働いているとどうしてもスキルや考え方に偏りやができたり、コミュニティ内の常識 = 業界の常識と捉えてしまいがちです。全く違う環境で働くエンジニア達と技術のことなどを話すことで新しい考え方を知ることができますし、何よりモチベーションに繋がります。

③実際に手を動かして学びをアウトプットする。

学んだことなどをそのままにしておいてもまだ身についてはおらず、仕事で役に立つレベルではないことが多いです。学んだ技術を実際に試してみる。そして可能であればそれを公開するというプロセスを踏むとより実践的なスキルになります。または仕事でつまづいて解決したことをブログなどにして公開するのも効果的です。

セルフマネジメント力を高める3つのポイント

①生活パターンのルーチン化

野球のイチロー選手が1日のルーティーンとして決まってカレーを食べていたという話は有名ですが、継続してパフォーマンスを発揮するためには1日のルーティン化が大事です。寝る時間と起きる時間、起きてから仕事に着手するまでのステップ、ベッドに入るまでのステップを決めてしまいそれに沿って行動をすることで安定してパフォーマンスを発揮できます。

②無理に頑張りすぎない

ずっと張り詰めた生活をしているとどこかで緊張の糸が切れてしまい、逆に生活習慣などが荒れてしまいます。仕事で辛いことがあった時や今日は頑張れない。という時はストレスを溜めすぎないために自分の好きなことをする、好きなものを食べる、1日中ダラダラするなど自分を許してあげる日をたまに作るのも良いです。

③目標を立てる

フリーランスエンジニアになった理由は色々だと思いますが、およその10年、5年、3年のキャリアのイメージを立てた上で1年間の目標を決めましょう。目標が決まったらその目標を達成するための具体的な行動目標 (ex. 技術書を30冊(月に約3冊)読む)も決めてそれを実行していくことで自己肯定感も高まりセルフマネジメント能力が高まります。

コミュニケーション能力を高める3つのポイント

①即レスを心がける。

仕事をする上で、スキルも必要なく意識だけで評価が上がる事を挙げるとするならばレスの速さになります。相手が自分の返答を待っている時間はその間作業が止まるや解決が進まないなどの障害となってしまいます。その時点で正しい回答ができなくても「調べて回答します」や「今出先なので後で返信します」などの返答があるだけでも全然相手の受取り方が変わってくるので意識しましょう。

②相談の敷居を低く設定する。

エンジニアとして業務にあたっていると何かしらすぐには解決できない問題が発生することがあります。もちろん一人で頑張り続けて解決できるケースもありますが大抵の場合は相談したほうが早く解決します。解決しなかったとしても自分の状況を共有することでチームとしても対応がしやすくなるのでなるべく早めに相談をしましょう。

③テキストと口頭でのコミュニケーションを上手に使い分ける。

なんでも口頭ベースでコミュニケーションしていると相手の時間をとめてしまうことになりますし、逆に全てをテキストコミュニケーションをしていると口頭だと数分で終わることに数十分、数時間など時間をかけてしまうケースもあります。シンプルな質問で解決するものはテキスト、相手の回答にさらに質問が出てくるような複雑なケースは口頭という風に使い分けが重要なポイントと言えるでしょう。

学習意欲を高める3つのポイント

①仕事で発生する課題に対して率先して対応する。

必要性が学習意欲、学習効率をあげてくれるので、自ら学ばなければいけない状況に飛び込むというのが一番良い方法です。チームで共有された課題に対して「それ私にやらしてもらっても良いでしょうか」と言ってやらざるを得ない状況を作ると自然と学習意欲は高まります。また課題を共有されるのを待っているだけでなく自らチームや組織の課題を挙げて取り組ませて欲しいということを伝えるのも良いでしょう。

②学習意欲が高い人と一緒にいる時間を増やす。

人間は自分で考えているよりも周りの人に影響を受けています。愚痴ばかり言っているコミュニティの中にいれば自然と愚痴は増えますし、熱意を持って仕事に取り組んでいるコミュニティの中にいればモチベーションにも繋がります。身近な学習意欲や仕事意欲が高い人をランチや週末の作業タイムに誘ったりしてみましょう。きっと熱意が伝染して学習意欲が高まります。

③経営者や歴史上の人物の自伝本を読む

学習意欲を高めるには自伝本も効果的です。困難にぶつかりながらも自分で掲げた目標を達成するために努力していくストーリーは心に響くものがありますし、自分の現状と重ね合わせて「○○さんだったらここで頑張るだろうな」と自分を奮い立たせるツールとして活用しましょう。

よくあるスキルアップ方法…実際どうなの?現役エージェントが本音で解説


「難易度の高い案件=スキルアップ」は本当?

こちらはNoです。本記事ではスキルアップの定義を「世の中から必要とされているスキルを新しく身につけていく」とさせて頂きます。その前提でお話しさせて頂くと「難易度の高い案件ばかりやっていればどんどんスキルアップしていき仕事に困らない」という状況にはなりません。

例えばある会社が持っている特定の技術(ex. 独自フレームワーク)における課題解決のスキルがどれだけ向上したとしても、そしてその課題解決の難易度が高かったとしてもそのスキルに需要はあまりありません。やはり「今世の中にどれだけ必要とされているスキルなのか」を見極めた上で参画する案件を選ぶのが適切なスキルアップに良い方法といえるでしょう。

「イベントやセミナーへの参加=スキルアップ」は本当?

こちらもNoです。イベントやセミナーに参加しているだけではスキルは身につきません。セミナーなどに参加する目的は新しいトレンドや技術の発見とモチベーションの向上です。セミナーで知った新しい情報を基に自ら手を動かして調べアウトプットをする。新しい知識のアウトプットこそがスキルアップに繋がります。

伸びるエンジニアはどうやってスキルを高めている?

伸びるエンジニアはインプットとアウトプットの量が単純に多いです。様々な媒体やコミュニティから情報をインプットする。その中で仕事に使えそうなものや興味のあるものを調べて記事に書いて共有したり実際にコードを書いたりしながら自分のスキルをアップデートしていきます。

そういう情報発信などを行っていると社内・社外問わず「これをやってくれないか?」や「うちに来てこういう事を一緒にやらないか?」など自然とスキルアップするチャンスも増えていきます。そうすると仕事の中でスキルアップをする事が容易になり、スキルアップするからまた良い仕事に携われるという好循環に入っていきます。

フリーランスエンジニアのスキルアップロードマップ


フリーランスエンジニアがスキルを高めていくためのロードマップを解説

1〜2年目:需要の高いスキルに携われる案件に入って実績を積む。

フリーランスエンジニアになる大きな理由の一つは収入アップだと思います。会社員時代よりも多い収入を得ることは大事ですが一番気にするべきポイントは「需要の高いスキルに携われる案件かどうか」です。まずはそこで実績を積む事が今後の収入アップ、スキルアップに繋がります。

3〜4年目:自分の経験を活かせる案件に入り、パフォーマンスを発揮する。

1~2年目で経験した実績が活かせるような案件に参画しましょう。案件の選択肢も多く以前よりも良いポジションでの参画となるので収入アップも狙えます。

5〜6年目:現場での裁量権や職種を意識して参画する案件を決める。

3~4年ほど実績を積む事で一旦仕事に困ることは無いでしょう。次は「どれだけ自分が物事を決められるか」という軸で案件を選ぶのがポイントです。ここは人によってやりたくない方もいらっしゃると思いますが、決められる範囲が広ければその分真剣に考える範囲も広がり、間違いなくスキルアップに繋がります。

それ以降:成長し続けられるエンジニアへ

5~6年前は需要の高かったスキルでも、技術が廃れてきたり、需要が落ち着いてきたりするものです。フリーランスエンジニアは常に「自分の経験を活かしてパフォーマンスを発揮できるか」と「需要の高い新しい事を学べるか」のバランスで参画する案件を考える必要があり、新しい事が学べなくなってきたなと感じたら早い段階で収入を落としてでも新しい事が学べる案件に参画するのが吉です。

特に新しい技術の初期の方は知見のある人がそういないので実務未経験でも参画できますが、徐々に市場に浸透してくるとフリーランスで実務未経験の技術に参画するのは困難となりますのでタイミングが重要です。

【まとめ】フリーランスエンジニアとして活躍していくために


フリーランスエンジニアとして活躍し続けるために大事な事について述べました。会社員時代は社員のスキルアップ = 会社の成長となるのである程度会社がサポートしてくれるケースも多いですが、フリーランスの場合は言わばスキルの切り売り。自分でスキルやキャリアアップのプランを考えつつ行動していかないとフリーランスを継続することは難しくなります。しっかりとスキルを磨きつつ良いフリーランスライフをお過ごしください。

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