フリーランス
エンジニアって独立した方が稼げる?元フリーランスのエージェントが真実を教えます。
2022.1.4
エンジニアが一度は考えるであろう独立やフリーランス、成功する人にはある特徴があります。元フリーランスだからこそわかる裏話や独立のタイミング、「やっておけばよかった…」と後悔していることも赤裸々にお伝えしていきます。
※本記事は独立を推奨する意図はございません
目次
ずばり独立したら年収は上がる?
企業に勤めているエンジニアが独立を考える大きな理由の1つが「収入」です。この点は気になる方も多いのではないでしょうか?
ズバリ「(状況によっては)収入が上がる可能性が高い」といえます。エージェントとして多くのエンジニアの方とお話してきましたが、企業勤めからフリーランスになる方は多いですが、フリーランスから企業勤めに戻る人はあまりいません。その理由は収入であることが多いです。
独立すると税務や保険関連など自分で行う必要があるとはいえ、それ以上に報酬が高いことが理由で、フリーランスを選び続ける人が多い印象です。
成功するフリーランスエンジニアとそうでない人の違い
特に初めて独立するとなると、会社の後ろ盾がなくなり不安定になるのではないか?と不安になる方も多いと思います。
フリーランスとして成功する人、そうでない人の違いは「コミュニケーションスキル」「学習意欲」「自律」の3ポイントに現れます。
①コミュニケーションスキル
フリーランスエンジニアというと技術力が最も重要と思われがちですが、同じくらい重要なのがコミュニケーションスキルです。働く以上、人との関わりは発生します。企業の担当者も技術力と同等以上に、プロパーとの相性や雰囲気を悪くしないかなども見ていますので、しっかりとコミュニケーションを取り関係性を築くことができるフリーランスエンジニアは継続して契約をもらえる可能性も高まります。
②学習意欲
フリーランスと企業勤めの違いのひとつとして、研修体制の違いがあります。企業に勤めていると定期的に勉強会や合宿等の機会が設けられていることも多いですが、フリーランスエンジニアになると意識して自分から情報と取りに行き、学習する必要があります。そうでないと技術力などが頭打ちになってしまい、単価を上げていくことが難しくなる可能性がありますので注意が必要です。
③自律
Remotersもそうですが、最近ではフリーランスエンジニアの案件にはリモートワーク案件が増えています。リモートワーク下ではリラックスできる環境で自由に働けることが魅力ですが、人によってはオンオフの境界線があいまいになり、集中して働けなかったり、逆に疲弊してしまうこともあります。
うまく自己管理を行い、コンディションを整えて安定したパフォーマンスを出せるよう意識することも重要です。
エンジニアがフリーランスになることのメリット
独立することの不安もあるフリーランス。そのメリットをお伝えします。
①収入を高められる可能性がある
フリーランスになることの最大のメリットが単価です。一般的には企業勤めよりも高い報酬を得られる可能性があります。さらに企業に努めつつ、単価の高い案件に入れる可能性を探り、受注できそうであれば独立するなど立ち回る人もいます。
②成長環境に飛び込める可能性がある
決められたタスクを振られることの多い企業勤めとは違い、フリーランスはある程度案件を選ぶことができます(必ず受注できるとは限りませんが…)
自分のレベルよりも少し上だと思われる案件や実務経験をさらに積みたい技術の案件などに挑戦できれば成長できる環境を手に入れられるかもしれません。
③組織に縛られず自由に働けることが多い
フリーランスは組織に属さない分、割り振られた工程を問題なくこなしていれば出社や時間を強制されることがなかったりします。
しっかりと仕事を自分で進められる人にとっては働きやすい環境になるかもしれません。
フリーランスとして独立することのデメリットとその対策は?
一般的に独立すると発生するデメリットといえる部分を紹介していきます。
①収入が不安定になる
独立すると仕事を定期的に受ける必要があり、それが途切れてしまえばその間は給与は発生しませんので、収入が不安定になるリスクは付きまといます。
フリーランス向けのエージェントサービスをうまく活用し、定期的に受注できるよう情報収集しておきましょう。
②税務などの管理を自分で行う必要がある
サラリーマンとして企業に所属している間は、税務やその他の手続き等は総務部などのバックオフィスチームが代行してくれていたものも多いです。
しかし、フリーランスとして独立すればそれらを自分で行う必要がありますし健康保険や年金等も自分で手続きする必要があります。
Remotersでは税務面のアドバイス等も行っておりますが、ある程度は自身で行う覚悟は持っておくといいでしょう。
ズバリ!独立に向いている人の特徴は?
向上心がある人
会社員時代との大きな違いは会社が守ってくれないことです。教育や研修などもなくフリーランスは常に即戦力として求められます。
特にIT業界はトレンドや常識は想像以上に早いペースで変わっていくので向上心を持って色々なことが学べないとフリーランスとしてやっていくのは難しいかもしれません。
飽き性な人
意外と思われるかもしれませんが飽き性な人はフリーランスに向いています。会社に依存していないので自分のスキルがあれば案件を選べる立場になります。
学習能力が高く、同じ環境に一定期間いると飽きてしまう人は独立するという選択肢を考えてみても良いかもしれません。
セルフコントロールが得意な人
自分で決めたことを習慣化したり、継続して続けることができるような人がフリーランスに向いています。独立すると誰かから怒られることが滅多に無くなりますし(その場合は黙って契約解除となります)、仕事をする時間も自分で決めることができるようになります。
その「自由」にかまけてしまわず自分をコントロールできる人にこそ独立をおすすめします。
会社勤めの人が独立する最適なタイミングは?
案件の目処が立った時
「さあ独立しよう!」と思っていざしてみたら全然仕事が獲得できなかった。なんてことの無いように在職期間中に下準備をしっかりしておきましょう。
エージェントに登録をしたり、知り合いや繋がりのある人に声をかけてみてそもそも独立して仕事があるのかの相談をしましょう。問題無く案件獲得できそうであれば独立のタイミングかもしれません。
今すぐにでも職場を変えたいと思った時
現在の環境に不満があり、今すぐにでも仕事場を変えたいと思った時にはとりあえず独立してみるという選択肢もございます。急いで転職して失敗するとまた転職を検討せざるを得なくなり、経歴的には正社員として転職して半年でまた転職というのは見栄えが良くありません。
一旦フリーランスを挟んで落ち着いて考えてみるのも一つの選択肢です。
独立後のお仕事獲得方法は?
フリーランスのデメリットのひとつとして「収集が不安定になる」ことを挙げましたが、独立後にどのように仕事を獲得していくのか、その方法を解説していきます。
フリーランス向けのエージェントサービスの利用がおすすめ
独立して個人の力で仕事を獲得していくことも、人脈によっては不可能ではないですが、人脈などが特にない場合はフリーランス向けのエージェントサービスを活用していきましょう。
フリーランス向けのエージェントサービスの仕組みとしては、面談などを通じてエージェントが持っている案件の中から、最適と思われるものを紹介してもらい納得いくものを選びクライアントとの面談の上、最終的にお仕事を受注できるものです。
エージェントの中には希望しない条件の案件でも強引にアサインさせようとするものもあるので、よく見極めていきましょう。
【まとめ】独立する前にデメリットにも目を向けよう!案件もある程度見つけておくと安心。
独立するともなれば、多少の不安は付きまといます。それを把握した上で対策を行っておけばそれを払拭することも可能です。
先にフリーランス向けエージェントサービスに登録をし、案件を見つけておくことで独立後に「どれくらいの報酬で」「どのような内容」の仕事を受注できそうなのか?それを知っておいてから独立を検討してもいいかもしれませんね。